「読書感想文、何を書けばいいのかわからない……」
「本は読んだけど、感想が出てこない!」
「原稿用紙を前にすると、手が止まってしまう……」
夏休みになると、こんな悩みを持つ親子も多いのではないでしょうか。
読書感想文は、本の内容を上手にまとめる宿題ではありません。
大切なのは、
「本を読んで、自分が何を感じたのか」
を書くこと。
今回は、読書感想文が苦手な小学生でも取り組みやすいように、4つのステップに分けて紹介します。
📖 STEP1 本を読んで「気になったところ」を見つける
まずは、最初から「感想文を書こう!」と考えなくても大丈夫。
本を読みながら、
- おもしろいと思ったところ
- びっくりしたところ
- 悲しくなったところ
- 怒ったところ
- 「どうして?」と思ったところ
- 自分と似ていると思ったところ
- 主人公を応援したくなったところ
を探してみましょう。
全部覚えておく必要はありません。
「ここ、なんか気になる!」
と思った場面を1つ見つけるだけでもOKです。
✏️ 親子でこんな会話をしてみよう
「どこが一番おもしろかった?」
「主人公が○○したとき、どう思った?」
「自分だったらどうする?」
「この登場人物、好き?嫌い?」
難しく考えず、普通に本の感想を話してみるだけで大丈夫です。
💭 STEP2 「どうしてそう思った?」を考える
ここが、読書感想文で一番大切なポイントです。
例えば、
「主人公が友達を助けたところがすごいと思いました。」
これだけでも間違いではありません。
でも、
「どうしてすごいと思ったの?」
ともう一歩考えてみます。
すると、
「自分だったら、怖くて助けられないかもしれないと思ったからです。」
という、自分だけの感想が出てきます。
さらに、
「私も学校で友達が困っていたことがありました。そのとき私は声をかけることができませんでした。だから、主人公が勇気を出して行動したことがすごいと思いました。」
と、自分の経験につなげることもできます。
🌟 「どうして?」を3回聞いてみる
感想が短いときは、
「どうして?」
を繰り返してみましょう。
「おもしろかった」
↓
「どうして?」
↓
「主人公が最後に○○したから」
↓
「どうしてそれが印象に残った?」
↓
「自分も似た経験があったから」
ここまでくると、かなり自分らしい感想になります。
📝 STEP3 自分の経験とつなげる
読書感想文を書くときに便利なのが、
「自分だったらどうする?」
という考え方です。
例えば、主人公が友達と仲直りする話だったら、
「自分にも友達とケンカしたことがある」
「自分はなかなか謝れなかった」
「主人公みたいに言えたらいいなと思った」
など、自分の経験とつなげてみましょう。
本の中だけで話を終わらせず、
「自分の生活ではどうだったかな?」
と考えると、感想文が書きやすくなります。
✍️ STEP4 4つのパーツで文章にする
「何を書けばいいかわからない」という場合は、次の順番で考えてみましょう。
① なぜこの本を選んだのか
例えば、
私は動物が好きなので、この本を選びました。
表紙の絵がおもしろそうだったので、この本を読んでみようと思いました。
友達がおもしろいと言っていたので、読んでみました。
② 一番心に残った場面
私が一番心に残ったのは、○○の場面です。
ここでは、あらすじを全部説明する必要はありません。
「一番心に残った場面」に絞るのがポイントです。
③ そのとき自分はどう思ったか
私は○○と思いました。
だけで終わらず、
なぜなら○○だからです。
と理由を続けてみましょう。
さらに、
私も以前、○○したことがあります。
と自分の経験につなげると、自分らしい文章になります。
④ 本を読んで何を考えたか
最後は、
「本を読む前と、読んだ後で何か変わった?」
を考えてみましょう。
例えば、
この本を読んで、友達の気持ちを考えて行動することが大切だと思いました。
これからは、困っている人がいたら声をかけてみたいと思います。
今まで当たり前だと思っていたことにも、感謝したいと思いました。
など。
🧩 読書感想文の簡単な組み立て方
迷ったら、この形に当てはめてみてください。
① この本を選んだ理由
↓
② 心に残った場面
↓
③ そのとき感じたこと
↓
④ 自分の経験
↓
⑤ 本を読んで考えたこと
この5つをつなげるだけでも、立派な読書感想文になります。
❌ あらすじだけにならないように注意!
読書感想文でよくあるのが、
「主人公は○○しました。」
「そして○○しました。」
「最後に○○しました。」
と、本のあらすじだけで原稿用紙が埋まってしまうこと。
もちろん、物語を説明することも必要ですが、あらすじを書きすぎないことがポイントです。
目安としては、
「本の内容」より「自分がどう感じたか」
を多めにしてみましょう。
💡 感想が思いつかないときの質問10個
どうしても書くことが思いつかないときは、次の質問に答えてみましょう。
- 一番好きだった登場人物は?
- 一番嫌いだった登場人物は?
- 一番びっくりした場面は?
- 一番悲しかった場面は?
- 一番おもしろかった場面は?
- 「自分だったら」と思った場面は?
- 主人公と自分は似ている?
- 主人公と自分は違う?
- 本を読む前と後で考え方は変わった?
- この本を友達におすすめしたい?その理由は?
この中から答えやすいものを2〜3個選ぶだけでも、文章の材料になります。
👨👩👧 親はどこまで手伝えばいい?
「全部自分で書きなさい」と言われると、なかなか進まない子もいます。
そんなときは、親が文章を作ってあげるのではなく、
「どこがおもしろかった?」
「それはどうして?」
「似たような経験ある?」
と質問してあげるのがおすすめです。
子どもが話したことをメモしてあげるのもOK。
そのメモを見ながら、子ども自身が文章にしていけば、自分の言葉で書きやすくなります。
🌻 読書感想文は「上手な文章」じゃなくても大丈夫
読書感想文というと、
「きれいな文章を書かなきゃ」
と思ってしまうかもしれません。
でも、一番大切なのはその本を読んで、自分が何を感じたのかを書くこと。
「びっくりした」
「悲しかった」
「自分もやってみたい」
「主人公とは違うと思った」
そんな素直な気持ちも、立派な感想です。
上手に書こうとしすぎず、
「私はこの本を読んで、こう思った」
を大切にしてみてください。
きっと、自分だけの読書感想文ができあがります📚✨
📚 本選びに迷っている方はこちら
「そもそも、どんな本を読めばいい?」
という方は、こちらの記事も参考にしてください。
👉 小学生の夏休み読書におすすめ!読みやすい本15選
夏休みに読みやすい本を、学年を問わず楽しめる作品から選んで紹介しています。
✨ おわりに
読書感想文は、書き始めるまでが一番大変。
でも、
「心に残ったところ」→「どうして?」→「自分の経験」→「読んで考えたこと」
という順番で考えていけば、少しずつ文章が見えてきます。
今年の夏休みは、ぜひお気に入りの本を1冊選んで、親子で「この本どうだった?」と話してみてください。
その会話の中に、きっと読書感想文を書くヒントが見つかりますよ😊


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