あなたはどこまで読める?書店員が選ぶ「怖い絵本」10選|ちょっぴり怖い絵本から本格的な怪談まで

児童書

夏になると、なぜか読みたくなる「ちょっと怖い話」。

「怖い絵本を読んでみたい!」という子もいれば、「怖いのは苦手だけど、少しだけ挑戦してみたい」という子もいますよね。

今回は、実際に書店で『怖い絵本』フェアの選書をしている中から、10冊をピックアップ!

かわいいおばけが登場する絵本から、読み終わったあとにじわっと怖さが残る絵本、本格的な怪談絵本まで、怖さレベル別にご紹介します。

「これなら読めそう!」と思える一冊から、ぜひ挑戦してみてください。


👻 LEVEL 1|まずはここから!ちょっぴり怖い絵本

『ねないこだれだ』/せなけいこ

怖い絵本と聞いて、多くの人が思い浮かべる定番の一冊。

夜になっても寝ない子のところへ、おばけがやってくるお話です。

せなけいこさんならではの、かわいらしい貼り絵と少しドキッとする展開の組み合わせが魅力。

小さな子どもが「怖い絵本」に触れる最初の一冊としても長く読まれています。

怖さレベル:★☆☆☆☆


『みてみておばけ』/ささきみお

「みてみて!」と言われて見てみると……おばけのような影が。
本当におばけなのか、それとも違うものなのか、ページをめくるたびにワクワクできる絵本です。
ドキドキするけれど、最後に出会うおばけはとってもかわいい。怖い絵本の入り口にぴったりの一冊です。
怖さレベル:★☆☆☆☆


👻 LEVEL 2|怖いけど、まだ楽しめる!

『かっぱ』/作:杉山亮 絵:軽部武宏

昔から語り継がれてきた妖怪「かっぱ」をテーマにした絵本。

おばけとは少し違う、日本ならではの妖怪の不思議さや怖さを楽しめます。

軽部武宏さんの印象的な絵も、物語の不思議な雰囲気を引き立てています。

妖怪や昔話が好きな子にぴったりの一冊です。

怖さレベル:★★☆☆☆


『あけるな』/谷川俊太郎 絵:安野光雅

「開けてはいけない」と言われると、なぜか気になってしまう……。

そんな人の心理を楽しむような、不思議な魅力がある絵本です。

ページをめくるという絵本ならではの体験そのものが、少しずつ緊張感を生み出します。

「次はどうなるの?」というドキドキを味わいたい子におすすめ。

怖さレベル:★★☆☆☆


😨 LEVEL 3|だんだん怖くなってくる……

『だるまさんがころんだ するひと よっといで』/澤野秋文

誰もが知っている遊び「だるまさんがころんだ」。

身近な遊びを題材にしながら、少し不思議な世界へ引き込まれる絵本です。

知っているものだからこそ感じる違和感やドキドキが魅力。

遊びや日常の中にある「ちょっとした怖さ」を楽しみたい子におすすめです。

怖さレベル:★★★☆☆


『学校ななふしぎ』/斉藤洋

学校には昔から「七不思議」と呼ばれる不思議な話があります。

子どもたちにとって身近な場所である学校が舞台だからこそ、想像がふくらみ、少し怖く感じられる一冊。

学校の怪談や不思議な話が好きな子におすすめの絵本です。

怖さレベル:★★★☆☆


『終わらない夜』

作:セーラ・L・トムソン
絵:ロブ・ゴンサルヴェス
訳:金原瑞人

夜の世界を舞台にした、幻想的で不思議な一冊。

ロブ・ゴンサルヴェスさんのだまし絵のような美しいイラストによって、現実と夢の境目が分からなくなるような世界へ引き込まれます。

「怖い」というよりも、静かな不安や不思議さを感じるタイプの絵本。

じっくり絵を眺めながら、想像を楽しみたい人におすすめです。

怖さレベル:★★★☆☆


😱 LEVEL 4|「なんか変……」が一番怖い

『なんかひとりおおくない?』/うめはらまんな

タイトルから思わず「え?誰が多いの?」と気になってしまう一冊。

絵をよく見ながら楽しむことで、「あれ?何かおかしい?」という違和感を味わえる絵本です。

はっきりとした怖さだけではなく、見れば見るほど気になる不思議さが魅力。

細かいところまで絵を観察するのが好きな子におすすめです。

怖さレベル:★★★★☆


『たべてあげる』/ふくべあきひろ

「嫌いなものを食べてくれる」という、一見すると嬉しいような出来事から始まる絵本。

身近な「食べる」というテーマが、少しずつ不思議で怖いものへ変化していきます。

かわいらしい雰囲気とのギャップや、読み終わったあとに残る印象が特徴的な一冊。

ちょっとゾクッとする絵本を楽しみたい子におすすめです。

怖さレベル:★★★★☆


😱😱 LEVEL 5|大人もゾッとする本格派

『いるのいないの』

作:京極夏彦
絵:町田尚子
編:東雅夫

古い家を舞台に、「いるのか、いないのか」という想像から生まれる怖さを描いた絵本。

はっきり見えないものを想像することで、じわじわと恐怖が広がっていきます。

子ども向けの絵本でありながら、大人が読んでもドキッとするような本格的な怖さが魅力。

怪談絵本が好きな人にはぜひ手に取ってほしい一冊です。

怖さレベル:★★★★★


👻 あなたはどこまで読める?

今回紹介した10冊を怖さレベルで分けると……

★☆☆☆☆

『ねないこだれだ』
『みてみておばけ』

★★☆☆☆

『かっぱ』
『あけるな』

★★★☆☆

『だるまさんがころんだ するひと よっといで』
『学校ななふしぎ』
『終わらない夜』

★★★★☆

『なんかひとりおおくない?』
『たべてあげる』

★★★★★

『いるのいないの』


まとめ|怖い絵本は、夏にぴったりの読書体験

怖い絵本というと、「おばけが出てくる怖い話」を想像するかもしれません。

でも実際には、

・絵の中に隠れたものを探す楽しさ
・次のページをめくるドキドキ感
・読み終わったあとに親子で感想を話す時間

など、普通の絵本とは少し違った楽しみ方があります。

今回紹介した10冊も、

「かわいいおばけの絵本から挑戦したい」
「妖怪や怪談が好き」
「大人もゾッとする怖い絵本を読みたい」

など、好みに合わせて選ぶことができます。

この夏は、いつもの絵本とは少し違う、“怖い絵本”の世界を楽しんでみませんか?

※怖さレベルは、今回の記事内での目安です。感じ方には個人差があります。

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